高齢者の転倒予防|自宅でできる転倒防止のポイント
こんにちは!院長の松前です。
高齢者のご家族からよく聞かれるお悩みの一つに、「最近、家の中でつまずくことが増えた」「転ばないか心配」というものがあります。
高齢になると、筋力やバランス感覚などの変化によって、以前は何気なくできていた動作でも、転倒につながることがあります。
特に自宅は、慣れた場所だからこそ油断してしまいがちです。
そこで今回は、高齢者の転倒予防のために、自宅でできる転倒防止のポイントをご紹介します。
◇転倒予防は「身体」と「環境」の両方が大切
転倒を防ぐためには、身体の状態だけを考えればよいわけではありません。
「足元が不安定になっていないか」という身体面と、「つまずきやすい物が置かれていないか」という環境面の両方を見直すことが大切です。
どちらか一方だけではなく、毎日の生活の中でできる対策を少しずつ取り入れていきましょう。
① 床に物を置かない
まず確認したいのが、床に物が置かれていないかどうかです。
新聞や雑誌、衣類、電気コード、バッグなど、普段何気なく置いている物がつまずきの原因になることがあります。
特に夜中にトイレへ行くことが多い方は、寝室からトイレまでの通路をできるだけ安全な状態にしておきましょう。
「いつもの場所だから大丈夫」と思わず、一度ご本人の目線で家の中を確認してみることもおすすめです。
② マットやカーペットにも注意する
玄関マットやキッチンマット、カーペットなどがずれていると、足を取られる原因になることがあります。
滑りやすいマットを使用している場合は、滑り止めを活用するなど、安全対策を考えてみましょう。
場合によっては、マットそのものを置かないという選択肢もあります。
③ 夜間の照明を見直す
夜中にトイレへ行く方は、照明も重要なポイントです。
暗い部屋では床にある物が見えにくく、つまずきやすくなります。
寝室からトイレまでの通路に足元を照らす照明を設置するなど、暗い時間帯でも安全に移動できる環境を整えましょう。
④ 急いで立ち上がらない
転倒予防では、「歩いているとき」だけでなく「立ち上がるとき」にも注意が必要です。
椅子やベッドから立ち上がった直後に、ふらつくことがあります。
立ち上がったらすぐに歩き出さず、一度姿勢を整えてから移動するようにしましょう。
特に朝起きたときや、長時間座っていた後は、ゆっくり動くことを意識することが大切です。
⑤ 靴やスリッパを見直す
自宅の中で履いているスリッパが、転倒の原因になることもあります。
サイズが合っていないものや、脱げやすいもの、滑りやすいものを使用していないか確認してみましょう。
歩くことに不安がある方は、履物についても医療・介護の専門職に相談してみると安心です。
⑥ 無理のない範囲で身体を動かす
転倒予防では、生活環境を整えることに加えて、身体を動かす機会を保つことも大切です。
例えば、椅子に座ったまま足を動かしたり、立ち上がったり座ったりする動作を行ったり、無理のない範囲で歩いたりする方法があります。
ただし、すでに転倒したことがある方や、歩行に不安がある方が自己判断で運動を始める場合は注意が必要です。
身体の状態に合わせて、主治医や理学療法士などの専門職に相談しましょう。
「最近よくつまずく」は見逃さない
「最近、よくつまずくようになった」
「以前より歩くのが遅くなった」
「椅子から立ち上がるのに時間がかかる」
「家の中でも壁や家具につかまることが増えた」
このような変化がある場合は、転倒につながる前に一度身体の状態を確認してみることが大切です。
転倒は一度起きてしまうと、その後の生活に大きな影響を与える場合があります。
「まだ転んでいないから大丈夫」と考えるのではなく、転ぶ前に対策することを意識しましょう。
◇ご家族ができる転倒予防
ご本人だけでなく、ご家族が一緒に環境を確認することも転倒予防につながります。
「ここに物があると危ないかもしれない」
「夜は暗くて歩きにくそう」
「最近、歩き方が変わってきた」
など、ご家族だからこそ気づける変化もあります。
ただし、ご本人ができることをすべて代わりに行ってしまうのではなく、安全を確保しながら、ご本人ができる動作を続けられるようにサポートすることも大切です。
◇訪問マッサージでも身体の変化を確認します
訪問マッサージでは、ご自宅で施術を行うため、普段の生活環境や身体の動かし方を確認しやすいという特徴があります。
「最近、歩きにくくなった」
「立ち上がるのが大変」
「足が上がりにくく、つまずくことが増えた」
など、日常生活の中で気になる変化があれば、施術者に相談してみるのも一つの方法です。
転倒を完全に防ぐことは難しい場合もありますが、自宅の環境を整えること、身体の状態を確認すること、無理のない範囲で身体を動かすことなど、できる対策はあります。
「転んでから考える」のではなく、「転ばないために今できること」から始めてみましょう。
毎日を安心して過ごすためにも、ご本人とご家族で一緒に転倒予防について考えてみてはいかがでしょうか。
横浜市港南区・金沢区・栄区で訪問マッサージご検討中の方は是非一度エムズサポートへお問い合わせください♪


