高齢者がベッドから起き上がるときに気をつけたいこと|転倒予防のポイント
「ベッドから起き上がるのが大変になってきた」
「起き上がったときにふらつくことがある」
「家族が一人で起き上がるのを心配している」
高齢になると、以前は何気なくできていた「ベッドから起き上がる」という動作が、少しずつ負担に感じられることがあります。
起き上がり動作は、毎日の生活に欠かせない基本的な動作の一つです。だからこそ、無理に動こうとせず、安全な方法を意識することが大切です。
今回は、高齢者がベッドから起き上がるときに気をつけたいポイントや、転倒を防ぐために意識したいことについてご紹介します。
急に起き上がらず、ゆっくり動く
ベッドで横になっている状態から、いきなり身体を起こすのは避けましょう。
特に朝起きた直後は、身体がまだ十分に動きに慣れていないことがあります。
まずは布団の中で手足を軽く動かし、ゆっくりと横向きになります。その後、ベッドの端に座り、身体の状態を確認してから立ち上がるようにしましょう。
「急がず、一つずつ動作を行う」ことが、起き上がり時の安全につながります。
横向きになってから起き上がる
仰向けの状態から、そのまま上体を起こそうとすると、腰などに負担がかかることがあります。
起き上がるときは、まず横向きになり、両足をベッドの外へ下ろします。
そして、腕や肘を使ってベッドを押しながら、ゆっくり上体を起こします。
このように、身体を一気に起こすのではなく、「横向きになる→足を下ろす→上体を起こす」という順番を意識すると、起き上がりやすくなります。
ベッドから立ち上がる前に一度座る
ベッドの端に座ったら、すぐに立ち上がらないこともポイントです。
座った状態で少し待ち、ふらつきや身体の痛みがないか確認してから立ち上がりましょう。
「起き上がれたから大丈夫」と思ってすぐに歩き始めるのではなく、座る→身体の状態を確認する→立つという流れを意識することが大切です。
もし起き上がったときに強いふらつきやめまいを感じる場合は、無理に立ち上がらず、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
ベッド周りの環境も見直しましょう
転倒を防ぐためには、起き上がり方だけでなく、ベッド周りの環境を整えることも大切です。
床に衣類や新聞、電気コードなどが置かれていないか確認してみましょう。
また、夜中にトイレへ行くことが多い場合は、暗い中でも足元を確認できるように照明を準備しておくと安心です。
ベッドから立ち上がった直後に手をつく場所や、必要に応じて手すりなどを検討する場合は、ご本人の身体状況に合っているかを専門職に相談するとよいでしょう。
「最近、起き上がりにくくなった」は身体の変化かもしれません
以前は一人で起き上がれていたのに、最近は時間がかかるようになった。
起き上がるときに腰や膝が気になる。
ベッドから起きること自体がおっくうになり、横になっている時間が増えてきた。
このような変化がある場合は、単に「年齢のせい」と考えず、身体の状態を確認してみることが大切です。
起き上がる動作には、身体を動かす力やバランスなど、さまざまな要素が関係しています。
日常生活の中で動く機会が減ると、さらに身体を動かしにくく感じることもあります。
気になる変化がある場合は、ご家族だけで判断せず、主治医やケアマネジャー、リハビリなどの専門職に相談してみましょう。
訪問マッサージでは日常生活の動作も大切にしています
訪問マッサージは、ご自宅で施術を受けられるため、外出が難しい方にも利用されています。
施術では身体の状態を確認するだけでなく、日常生活の中でどのような動作に困っているのかをお聞きすることも大切です。
「ベッドから起き上がるのが大変」
「立ち上がるときに不安がある」
「以前より身体を動かしにくくなった」
このようなお悩みがある方は、一人で抱え込まず、周囲の専門職に相談してみてください。
ベッドから安全に起き上がることは、毎日の生活を続けるための大切な一歩です。
無理をせず、ご本人の身体の状態に合わせながら、安全に動ける環境を整えていきましょう。
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