誤嚥性肺炎と鍼治療
こんにちは、院長の松前です。最近東洋医学を1から改めて勉強しなおそうと思い本を読み漁っています。
学生時代は試験のための勉強となっていましたが、今は自分自身すごく楽しく復習できているため頭にも割とすんなり入ってきます。
ある一冊の本の中に、鍼治療と誤嚥性肺炎について書かれていました。
東北大学先進漢方治療医学講座にて脳血管障害患者41名を対象に誤嚥と鍼治療について調べられたということです。
====================================
【調査内容】
1mlの水をのどに注入し、嚥下反射が起こるまでの時間を計測
5秒を超えると誤嚥のリスクがある中、調査対象の高齢者では平均10秒かかった
足三里(あしさんり)と太渓(たいけい)というツボに鍼治療を行ったあとに再度計測
平均5秒以内に改善
41名中7名は、1週間後にも効果が持続しており、鍼治療を週3回行った人では、
1か月後には誤嚥はほぼなくなった
====================================
当院でも神経痛などに対し刺さない接触鍼を取り入れていますので、施術の中で足三里、太渓を継続的に刺激し続け、誤嚥防止なども同時に図っていければと思います。
【参考文献】
カラー版 徹底図解
東洋医学のしくみ
発行所 新星出版社
監修者 兵頭 明 様
発行者 富永 靖弘 様
横浜市港南区・磯子区・南区で訪問マッサージをお考えなら鍼灸マッサージ エムズサポートへお問い合わせください。
2020年06月16日 13:16