体温を上げて免疫力UP!
乳酸菌や発酵食品が免疫力を高めるとご紹介しましたが、他にも免疫力を高める方法はあります。それは体温を上げることです。
体温が1℃下がると免疫力は30%低下、逆に体温が1℃上がると免疫力は5倍にもなると言われています。
なぜ体温が下がると免疫力が低下するかと言いますと・・
体温が低下
↓
血管が収縮し血行が悪くなる
↓
血液中に含まれる白血球が集まりにくくなる
↓
ウイルスや細菌を攻撃する力(免疫力)が低下
※白血球には、ウイルスや細菌などの異物を攻撃する働きがあります。
では、どのようにして体温を上げれば良いのか?
それは、
・食事
・運動
・入浴
です。
【食事】
まず食事ですが、以下の食材が身体を温める作用があります。
☆野菜類・・生姜、ニンニク、唐辛子、ニラ、ゴボウ、ニンジン、玉ねぎ、大根など
☆魚介類・・サバ、アジ、イワシ、エビなど
☆飲み物・・日本酒、梅酒、紅茶、ココアなど
その他にも、卵や味噌には身体を温める作用があります。
反対に以下の食材には身体を冷やす作用があると言われています。
☆野菜類・・トマト、レタス、きゅうりなど
☆魚介類・・カニ、牡蠣、しじみなど
☆飲み物・・牛乳、コーヒー、緑茶など
その他にはそば、こんにゃく、豆腐なども身体を冷やす作用があります。
※身体を冷やす作用のある食材を摂る際は、加熱調理をしたり、身体を温める作用のある食べ物と一緒に摂ると良いでしょう。
【運動】
次に運動ですが、運動で使われる筋肉には身体の熱を生産する働きがあるため、
運動不足
↓
筋肉量減少
↓
熱を生産する量が減少
↓
体温低下
となってしまうのです。
それを防ぐためにも、激しい運動ではなく、ウォーキングなど続けられる程度の運動を継続することが大事と言えます。
【入浴】
最後に入浴ですが、これは温度が重要になってきます。
寒い日はついつい42℃程の高めに温度設定される方が多いと思いますが、これでは身体の表面だけが温まり、芯まで温まっていない段階でお風呂を上がってしまい、逆に身体を冷やしてしまうことがあります。
それだけではなく、熱いお風呂は交感神経を刺激し緊張状態になってしまうこともあるのです。
温度を40℃くらいに設定し、長めに入浴することが免疫力の向上につながるでしょう。
以上が免疫力UPのための体温上昇方法の一部になります。
お時間ない中で全てはできないと思いますので、まずはお食事から変えてみてはいかがでしょうか?
2017年02月01日 13:00