大腿骨骨折の患者様への機能訓練
先日当院へご依頼頂いた患者様で、『大腿骨骨折で入院をしたが、認知症もありリハビリ指示が入らないため術後すぐ退院してきたので、機能訓練をしてほしい』とのご依頼が多くあります。
病院でのリハビリでも術後すぐは、
免荷(体重をかける運動は控える)から荷重トレーニングを早期から行うところが増えてきています。
当院でも荷重トレーニングを積極的に取り入れています。
ではうまく荷重できない方の施術はどうすれば良いか?
一つ意識することで行えることが多くあります。
その先日ご依頼頂いた方は、以下のような経緯で改善していきました。
【退院後〜一週間】
手すり等をつかんで立位保持を繰り返し行う
【一週間〜二週間】
手すりをつかんで片足ずつ荷重を行い、骨折部位へも痛みがない短時間荷重をする
【二週間〜三週間】
骨折側荷重も長く行えるようになってきたため、手引きにて3〜5メートルの歩行練習を行う
【三週間〜四週間】
歩行距離を徐々に伸ばし20メートル程は可能になる
現在施術継続中ですが、今年中に手引きでなくシルバーカー等を用い、お一人での歩行を目標にしています。
歩行練習までできるようになる方が全てではないというのが現実です。
しかし、歩けるようになりご自身が笑顔になり、大袈裟かもしれませんが生き甲斐を取り戻す方もいらっしゃいます。
当院は理学療法科学学会にて勉強し、より専門的な機能訓練を限られた環境の中でご提供しております。
是非ご興味がありましたら、体験施術だけでも歓迎しますのでお問い合わせください。
2018年04月28日 15:00