有料老人ホーム様における施術
こんにちは、エムズサポート院長松前です。先日グループホーム様における施術をご紹介しましたが、今回は有料老人ホーム様における施術をご紹介します。
当院がお伺いしている有料老人ホーム様は、9割以上が介護付有料老人ホームになりますので、そちらのご紹介です。
まず、介護付き有料老人ホームのご入居者様はADLの幅がとても広いです。
・お一人で介助なしで歩ける方
・手引きでなら歩ける方
・車いすで移動される方
・車いすへの移乗も困難な方
・寝たきりの方
など、様々な身体状態の方がいますので状態に合わせた施術を心掛けています。
上記の中でも一番ご依頼が多いのは、車いすへの移乗が困難な方です。
そのような方は、お手洗いの際にずっと立っているのも難しく、ズボンのアゲサゲも容易にできないため、
少しでも立位状態を安定させたいといった理由でご依頼いただきます。
そのような方には、
①筋力低下部位はどこか
②痛み等原因はないか
などの身体所見を確認し、機能訓練を多く取り入れます。
大体は下肢だけでなく、体幹や殿筋(おしり)の筋力不足も伴いますので、効率の良い機能訓練を痛みの出ない範囲で行わせて頂いています。
次に多いご依頼としましては寝たきりの方に対する、拘縮改善や常時圧迫される背部筋緊張の改善といったご依頼です。
拘縮に対しては、マッサージや温灸などで血流促進を図った後、硬くなっている関節を構成する筋肉の指圧をし、
最後に関節を動かすことでなるべく痛みが出ないよう心掛けています。
可動域運動もどの関節から動かすと、より拘縮の改善につながるかなどもありますのでただ単に曲げ伸ばしをするわけではございません。
また、背部筋緊張の強い方には背部マッサージはもちろんですが、
例えばリクライニング車いすを使用しているのであれば、体幹を鍛えリクライニング式ではない車いすに変更できるようにするなど、
その場だけの改善だけでなく、その後も痛みが出ないように導くことを目標としています。
もちろん体力など個人差もありますので、無理に機能訓練を取り入れるわけではございませんが、
その方の健康に支障のない運動は積極的に行っています。
結果的に、身体機能が著しく良くなる方もいれば、そうでない方もいるのも事実です。
しかし、運動をした後は皆さま顔色がよく、表情が豊かになります。
その姿を見た時のご家族様にお喜び頂いている様子は私たちの励みでもあります。
当院の施術に興味がありましたら、体験施術だけでも構いませんので一度お気軽にお問い合わせください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしています。
2018年07月13日 17:21